「人間関係」についてを90日コーチングのテーマにしているYさん。

今日は、相手が落ち込んでいたりする時に、

かけてあげる言葉がなかなか見つからず困っていました。

なかなか、相手の感情に共感するというのは、難しいものですね。



私も、コーチになってから、ようやく共感性が高まったと感じています。

自分の経験からのものは、共感ができることも多いですが、

それ以外のこと、相手の家庭環境とか仕事とか上司とか、

自分と違う経験の時は非常に難しいと思っていました。



以前の私ならば、その人の「思い」のところまで

話を聞けていなかったのかもしれませんね。

どんな思いがあってその言葉を発しているか?

言葉の裏を掴むことは、訓練がいりました。

いろいろな悩みのメールが来た時に考えて考えて・・・

を繰り返してから、ようやくできるようになりました。

(前にも書きましたが、ほんとに魔女の訓練みたいです 笑)

共感力ってすごく大事だと思っています。



さて、Yさんですが、返事の言葉が見つからないそうなのです。

「そのメールを読んで何も感じないのかしら、私???」となっていました。

「元気だそうよ!頑張って!」みたいな返事は違うような気がしていると・・・。



ここで、たまたまハプニングがあり、セッションが中断となりました。

今日は、迷宮入りで終わるのか・・・・

クライアントさんも「私、分からなくなりました」と言うほどだったのです。

セッション時間はあと15分でした。



3分後、再び電話が鳴りました。

私の中で仮説が立って、もしかしたら、体感覚派で言葉にできていないだけかな?

と思ったので、こんなことを聞いてみました。


「話が面白かったりすると、手をたたいたり、
      椅子から転げ落ちたりしませんか?」


「はい!よくそうなります。笑 リアクションを体でするタイプです私!」


「つまり、メールにそのままのリアクションを描写すればいいのです。
『とても心配しています。今隣に座って話を聞いてあげたいです』とか」


「あ!そうです。私そういう風にその時思ったんですよ!」


「何か、書き言葉を選んで探していたみたいですけど、
 描写を書いた方が、臨場感も伝わるし、とってもいいお返事になりますよ」


「あ!そっか!堀口さんすごいです!
 早くメールの返事が書きたくなってきました!」


そう、そのまま書けばいいのです。

私にとっては、ありきたりの言葉よりも、

描写が入っているメールの方が結構好きだったりします。笑

そういう風なメールが書ける人を尊敬しちゃいます。



Yさんは、感受性があるけれど、うまく伝えられないことで、

自分らしくできていない感が、人間関係の足かせみたいになっていたんですね。


自分の表現方法が今日は掴めたみたいで、

本来とても素直な性格が、これからそのまま自由に発揮できそうで、

セッションの終わりには、長年の迷路からようやく脱出した感が伝わってきました。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?


自分の共感性についてどう思いますか?