研究職の男性のクライアントさんです。

日々実験したことを発表する時に、いつも実験の流れだけを話すくらいで

裏付けが甘いと指摘されるとか。

そこで、発表の仕方に説得力を持たせるにはどうしたらいいか?

をテーマに考えていくことになりました。



Yさんの現状は、背景、目的、実験、まとめ、と

ただの日誌的な感じになっているようでした。

そこを、納得してもらえる理由を述べたいと。



私は、研究はしたことないですが、

マクドナルドの店舗分析を思い出しました。

ハンバーガーを食べただけで、その店のコミュニケーションが

いいか悪いかが分かると・・・。


お店を見るときは、そういう風にして、

そこにある事実から、仮説を立てていきます。


仮説を立てる理由は、その店をよりよくするための

アクションを考えるためです。


なので、Yさんに「そもそも何のための実験?」なのか聞いていました。

すると、「改善するため。よりよいものを作ること」と言うのが出てきました。


ということは、より良いものを作るには、

実験で使う材料などに左右されるのかなと思いました。


つまり、Yさんが必要な裏付けは、

「なぜ、この材料を使ったのか?」を話すことですね。


そこを突っ込んでみると、

「なぜ、それを使ったのか?」が「なんとなく」になっていて

そこを言語化できていないという問題が浮上したのです。



私の経験から考えてみると、

アパレルの現場がまさに、感覚で動く人たちが多かったことを思い出しました。

「なぜ、それを着るといいのか?」。そういう理由はなしに

「なんか、かわいい」だけで済まされているあの現場。


お客様に説明をするにはそこが言語化されることが大事です。

私が店長の時に、人気ブログランキングファッション1位になれた理由は、

「なぜ、おしゃれに見えるか?」が言語化できていたからです。


じゃあ、その言語化って何なのか?

ピーコさんのファッションチェックは、

ピーコさんの主観で述べられているところと

普遍的な事実について述べられているところと

2つある気がしました。


つまり、説得力を持たせるには、

①でっち上げ力(主観で語る。今までの自分の中のデーターの蓄積から)

②普遍的事実を語ること。



この2つではないかと、

私は、でっちあげてみました。笑



「小柄な人でもスタイルがよく見える着こなしは何か?」

「それは、丈の短いJKを合わせること。すると、脚の面積の方が多く見えるから」。

これは、私がいろいろと接客をしてきて見えてきたこと、

私の経験値からのでっち上げです。




「なぜ、グリーンは、色々な色と合わせやすいか?」

「それはお花の茎の色は緑だからです」。

普遍的な事実は、とても説得力があります。



でっち上げ力は、鍛えないと出てきません。

私は、昔、話がすぐに終わるタイプでした。

「堀口さんの話は、自分が分かっていても相手に分かられていないことがある」

と店長の時に、言われたことがありました。


その時から、伝えるためにどうしていったらいいのか?

かなり考えだしました。

いちいち何で?と考えていく。でっち上げでいいので。

数学ではないですので、でっち上げに正解はないですからね。



そうすると、何からでも話をつなげることができるようになって、

会話が楽しくなりました。


いきなりうまくなることはないです。

日々感じる力を高めて、それを言葉にしていく訓練です。

きっとできるようになります。



 今日はこちらの質問はいかがでしょうか?

今悩んでることがなぜそうなのか?

過去の自分の体験から原因をでっちあげてみる。