ピアノの先生をされているRさんのセッションです。

発表会で連弾をすることになって、

そのパートナーとは自分と正反対と周りにも言われているほどだそうです。


正反対のところは、相手ははっきりとものをいうタイプで

Rさんは、言えないタイプだとか・・・

できれば、自分の意見も伝えていいものを作り上げてい行きたいところ・・・



テーマは「自分の意見を言う時に出てくる心の弱さについて」です。


お話聞いてみました。

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「連弾の相手の方には、どんどん言ってくださいと言われているんですけど・・
 私は、言わなすぎと周りの方にも言われるんです」



「言うことでどんなことを気にしていますか?」



「変に思われたらどうしようとか、自分が言ったことを直されることを気にする
 ところがありますね。向こうから言ってきてもらえると言えるんですけどね」



「なるほど、相手のことは受け入れられるんですね。自分が言えないというだけで」



「そうですね。相手はどんなことを言ってもらっても大丈夫です」



「ん・・・この場合連弾をよくしていきたいという対話ですもんね。
 感じたこと言わないとよくならないですよね。あっているとか
 間違っているとかもないですし・・・私が播磨さんとコミコレを
 作る時、何言ってもありですよ。相手が言ったことに関して
 『それは、こういうお客様に向けてだからもっとこうしないと』とか
 自分が思ったことどんどん言わないといいのができない。
 歌手とかだって、言いあわないといい曲作りできないと思いますしね」



「なるほど、そうですよね・・・そっか、あっているとか間違っているは
 ありませんね・・・」



「そうですね、一つのものを作り上げるときは、言っていかないと。
 対話のチャンネル的には、教育TV的なチャンネルにするんですよ。
 いろいろな意見を出しながら、一つのものを作り上げる」



「自分で自分を束縛していました・・・」



「そうそう、相手にも自分にも余白を。何言ってもいいよっていう。
 私は、よく枕詞に『あっているか間違っているかわからないけど』って
 付けたりして、逃げをいつも作っていますよ。だっていろいろ話していくうちに
 いいものがどんどんできるかもしれないから、決めつけないんですよ。
 相手にもどちらを決断してもいいですよって雰囲気で」


「ああ、前のセッションで『まだ話まとまってないけど』って
 最初に言ってから話すというのもそうでしたね。ずいぶん楽になりました」



「そうです。受け入れるかどうかは相手の問題。
自分が意見を言うのとは別ですからね。相手も受け入れなくても受け入れても
どっちだっていいんですよ。そんな気持ちだと相手も自由さを感じますよ」


「あーーーーーなんか、すごくわかってきました。
 受け入れられるかどうかは相手。意見を言うのは自分ですね」


「そう、会話っていうのは自由なもんですよ。その気持ちを持つと
 引き出し上手にもなれますね!」



 今日のノート

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 解決のヒント

何かを作り上げていくときの対話は、
お互いに意見を言い合うことでいいものが生まれる。
言いあわないと♪


 今日の質問はこちらでいかがでしょうか?

相手の人を話しやすくさせるためにできることは何だろう?